3月11日(土)と 12日(日)、高学年チームは文京区少年軟式野球連盟主催の春季サヨナラ大会に参加しました。初戦は西千タイガースさんと対戦して3-1で勝利し、次戦は白山サンデーボーイズさんと対戦して6-2で敗戦。残念ながら準決勝敗退となりましたが、結果は堂々の第3位入賞。6年生は、小学校生活最後の公式戦をとても良い形で終えることができました。

 

この2試合を振り返って何よりも素晴らしかったのは、選手達が最後まで諦めずに粘り強 いプレーを見せてくれたことです。ベンチからの応援を背に、スタメンの選手たちも積極的に声を出し、仲間のミスを励まし合うシーンが何度も見られ ました。打っては試合を決めたランニングホームラン、守っては内・外野共にスーパーキャッチを連発。仲間のナイスプレーが一人ひとりの糧となり、好循環を生み出したのだと思います。

 

最も印象的だったシーンは、vs白山サンデーボーイズ戦の0-6で迎えた5回裏。ツーアウト満塁で、1点でも入れられたら即試合終了という緊張感の中、ライトに飛んできたボールを見事にダイビングキャッチ。最後の攻 撃のチャンスをもぎ取ることができました。そして、興奮冷めやらぬまま迎えた6回表。これまで無得点だった打線が繋がり、ヒットで出塁。最後の意地で2点を入れ、逆転に向けて追い上げを見せました。惜しくも反撃はそこまでで試合終了となりましたが、自分たちの力を出し切った選手たちに悔し涙 は見られず、清々しい笑顔で最終戦を終えられました。

 

これまで野球を続けてきて、楽しいことだけではなく、辛いこともたくさんあったと思います。特にコロナに翻弄された世代で、活動を停止したり大会がなくなったりと、たくさん我慢もしました。ですが、途中でチームを離れてしまったメンバーも含めて、今日まで仲間と共に 頑張ってきたことは一生の宝物になりますし、今後苦しいことがあっても乗り越 えられる強さを得られたのではないかと思います。

 

公式戦は終わってしまいましたが、まだあと少し練習はあります。残りの貴重な活動時間を思い切り楽しみつつ、後輩達に格好良い姿をたくさん見せてあげてください。