2 月12日(日)、低学年チームはオレンジボールカップ予選会の VS 白山サンデーボーイズ さんとの再試合に臨みました。試合開始前の選手たちの表情は硬く、緊張感がひしひしと伝 わってきました。それでも今回は初回から順調に得点を重ねていき、6-4で現低学年チームとして公式戦の初勝利を収めることができました。

 

5日(日)の試合では初回は三者凡退で交代となりましたが、今回は先頭バッターがヒット で出塁し、盗塁と相手のエラーで 2 点を先制する立ち上がりとなりました。一方で、1回の 裏は早速ピンチとなる展開に。ピッチャーが制球に苦しみ、三者連続フォアボールで出塁を 許してしまいました。途中で盗塁を刺したものの、ワンナウト 2、3塁で 4番バッターに。 センターへの力強いヒットで 1 点を献上しました。「この回は逆転されても問題ないぞ!」 というかけ声が飛ぶ中で、なんとか状態を立て直したピッチャー。5 番、6番バッターを見 事三振に打ち取り、二者残塁で逆転を許しませんでした。その後、2回はフォアボールから ショートゴロの間に 1 点を、3 回はライトへのヒットから相手のエラーなどで 3 点を返し、3回までに 6点を入れることができました。

 

守っては 2 回の裏、三振とファーストゴロで 0点に抑えたものの、3回の裏は再びピンチ に。センターへのヒットを許した後に二者連続三振でツーアウト。ここで迎えた 4番バッ ターに、またもや痛烈な当たりでセンターに弾き返され、追加点を許しました。これ以上得 点を与えたくないという状況でピッチャーが交代。フォアボールからの三振でこの回も1 点で抑えることができました。

 

ここで更に追加点を入れて勝利を確実にしたかった 4 回の表は、ファーストゴロと三振で 三者凡退。4 回の裏、ここで抑えれば勝利という緊張感が MAXという状況 の中、二者連続フォアボー ルで早ピンチを招いてしまいました。続くバッターはセカンドゴロに打ち取ったものの、 その次のバッターにライトへのヒットを打たれて 2 点を与えてしまいました。その後に三 振でツーアウトを取り、勝利まであと一人という場面からの二者連続フォアボールでツー アウト満塁となり、ピッチャーが交代。ここでサヨナラ負けはしたくないと全員が祈る中で フルカウントまで勝負がもつれ、最終バッターは空振り三振に。粘り強く戦った選手たちに 見事勝利の女神が微笑んでくれました。

 

試合の流れとしては完全に相手チームに移っており、最後はサヨナラ負けをしてもおかし くない展開でした。公式戦での試合経験が浅い選手たちはこれまでにないほどの緊張感に 包まれており、特にピッチャー陣は相当のプレッシャーを感じていたと思います。勝利が確 定した瞬間はその緊張から解放され、皆笑顔が弾けてキラキラと輝いていました。

 

勝つことだけがすべてではないけれど、勝つ喜びも味わわせてあげたい。大人のエゴかもしれませんが、そんなわがままな願いを見事に叶えてくれました。たった一勝かもしれま せんが、この一勝が今後の選手たちにとってかけがえのない経験になることでしょう。大好 きな仲間たちと共通の目標に向かって努力できることは、とても尊いことだと改めて感じさせられました。3月の本戦まであまり時間はありませんが、思い切り頑張れ、選手たち!